落ちこんで腹が痛い。夜は眠れず、永遠に起きていられる、気もしないでもない。三蔵法師の持ちこんだ般若心経を諳んじる。心が落ち着く、ただそれだけのこと。
口癖は嘘と真の狭間でも五月の風を頬に受けながら死ぬ
落ちこんで腹が痛い。夜は眠れず、永遠に起きていられる、気もしないでもない。三蔵法師の持ちこんだ般若心経を諳んじる。心が落ち着く、ただそれだけのこと。
口癖は嘘と真の狭間でも五月の風を頬に受けながら死ぬ
今日は春を通り越して夏のような気候だった。子供たちは半袖半ズボンと、暴れます宣言をしているかのようだった。父は流動食だがなんとか食べれるようになった。もう寝たきりは確定だろう。5月1日には母がショートステイから帰って来る。何も手につかないこういうときのために、短歌を詠んでいる。地獄のはじまりだ。
ブランコを一周回って次の子に寝たきりと車椅子の子に
暖かな風の中病院に向かう。西からの風が強めだ。朝降った雨も止み穏やかで自愛に満ちた顔がちらほら見受けられた。病院は今日も混み合っていた。点滴を待つ間、心がふと軽くなる。春が嬉しのは、ここ最近、体調がいいからだろう。
風の線西からの風受けとめて雨のやみ間にきみを待ってた